仕事終わり、事務所から自宅への帰り道。
今日もまた、風が少しだけ涼しく感じる夕暮れやった。
そんなときや。
ふらっと寄ったスーパーで、妙に胸をざわつかせる名前の缶ビールに出会うたんや。
「ビー玉色の青い空」──
なんや、詩人がつけたんか? それとも映画のタイトルか?
気がついた時には、ワシのカゴの中に転がっとった。
🍺 金麦 限定醸造。「爽やかエールタイプ」にかけた、男の期待
手に取って、よう見たら金麦の限定醸造。
缶の青さ、ネーミング、そして「爽やかエールタイプ」の文字。

ワシの脳裏に浮かんだのは、プレモル〈香るエール〉。
あの香り、あの喉越し。
「もしやこれは…金麦の中に、エール革命が起きたか?」
ワシの期待は、すでにサミット級の高みに到達してた。


🏠 いざ開封。「ぷしゅっ」という音に、全てを託して──
帰宅後、冷蔵庫で冷やし直してる間に、ひとっ風呂浴びる。
風呂上がりに一人、冷えた缶を取り出す。
**「ぷしゅっ」**という音が、今夜の主役の合図や。
で、グラスに注いて一口。



「……なんやこれ、ただの金麦やで。なんやったら金麦より味が薄い気もする」
肩が落ちた。期待の高さと比例して、落差もエグかった。
“爽やかエール”はどこいってん。
“ビー玉”の青はどこや・・・。
あれだけ煽った割に、着地はほぼノーマル金麦かいな。
正直、“エール感”は行方不明や。
風呂上がりで喉が乾いてなかったら、缶投げとったかもしれん。


🖼️ ただ、見た目だけは合格点。
文句ばかり言うと、角が立つ。
なので言っとくが、パッケージはええ。
青空のイメージ、ほんまに“ビー玉色”って感じで、
冷蔵庫に入れとくと、ちょっと涼しげや。
「中身はともかく、見た目で涼を取る」
そういう楽しみ方もアリやろ。
📝 総評:名前は詩的、中身は庶民派
項目 | 内容 |
---|---|
商品名 | 金麦「ビー玉色の青い空」 |
種類 | 発泡酒(限定醸造) |
味の印象 | ノーマル金麦寄り。エール感は弱め |
アルコール度数 | 5% |
パッケージ | 涼しげで爽やか、夏に映えるデザイン |
総合評価 | ★★★☆☆(期待しすぎなければOK) |
👇 気になる方はこちらから
🎤 相談役のひとこと



「悪くはない、でも……ワシはもっと“攻め”を見たかった。」
確かに夏の夕暮れ、風呂上がりに飲めば普通にうまい。
けどな、ネーミングとパッケージに胸踊らされた分、
中身にもっと個性が欲しかったんや。
それでも、気になる人は一度試してみてや。
ワシみたいに勝手に妄想して裏切られるのも、ビールの醍醐味や。
次こそは、発泡酒でも旨い「エール系ビール」を探すで。
それまでは、“ビー玉”でも眺めながら、次の一杯に備えてくれ。
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