多忙な相談役――この日、めずらしく平日に休みを取った。
朝イチから近所のジムに姿を現し、マシンの上で黙々と汗を流すその姿は、まさに鉄火場の修行僧。2時間ほど己と向き合い、ヘロヘロになりながらミニベロで帰路についていたその時だった。
――ん?
吉野家の前に貼られた、**「新発売 牛玉スタミナまぜそば」**のド派手なポスターが、相談役の網膜を激しく叩いた。

「こいつは…ケンカ売ってんのか?」
一瞬で胃袋がざわつく。
気づけば愛車(ミニベロ)を停め、吉野家のドアを開けていた。


【店内で若干の混乱】
相談役、久々の吉野家に入店。ところが様子が違う。
いつものカウンターではなく、先にレジで注文してからテーブルで食べる新スタイル。これにはさすがの相談役も、目が泳いだ。最近の吉野家、進化しすぎやろ…
気を取り直し、レジで即注文。「牛玉スタミナまぜそば、温泉たまごで」と無駄のないオーダー。
ベルを受け取り、鳴ったらカウンターへGOという流れ。完全にファストフードの風格を感じさせる。
【まぜそば、登場】
やがて、テーブルにやってきたその姿。
見るからにパワー系のルックス。
牛丼のあの肉がどっさり、青ネギ、天かす、温玉、にんにくマシマシのタレが脇を固める。



「これは…ガチやな」
まずは牛肉と麺を一口。
これが予想以上のシンクロ率。牛丼の肉は何にでも合うという都市伝説は、どうやら真実らしい。
麺は電子レンジ加熱のようだが、味には大きな影響はない。むしろ気にならない。


【混ぜてナンボの任侠メシ】
ここで満を持して、にんにくダレをドバっとかけて、全力で混ぜにかかる相談役。
「漢(おとこ)は黙って、全部混ぜる」
混ぜた瞬間から香る、凶暴なまでのにんにくの香り。
しかし、スープは魚介ベースのあっさり系というアンバランスな絶妙さ。
麺に絡んだ天かすの旨味が爆ぜる。これは正解の組み立てや。




【気づけば完食。そして後悔】
勢いそのままに完食。だが、一点だけ悔いが残った。



「ライス…頼むの忘れとった…」
残ったタレは完全に飯泥棒。
ライスダイブまでやりきってこそ、真の〆だったのかもしれん。
まぁ、それは次回の楽しみに取っておくとしよう。


【まとめ】
吉野家の「牛玉スタミナまぜそば」――
これは一発ネタではなく、定番入りの実力派の一杯や。
スタミナ系が好きな漢(おとこ)には、たまらん選択肢やで。
🔻温玉 or 生卵が選べる。ワシは栄養の摂取の観点から温玉派やけど、次回は生卵も試してみるつもりや。
相談役の一句:
混ぜるほど スタミナ溢れ 俺が溶け
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