先日、会長がしまなみ海道制覇の帰りに食うた写真──兵庫県竜野にある、ほかほか弁当(井河原フーズ)の唐揚げ弁当。
あのはみ出す唐揚げの迫力に、専務が一目惚れ。「ワシも喰いたい」と駄々をこね、赤穂鉄道廃線跡のポタリングを兼ねた遠征が急遽決定した。

念願の唐揚げ弁当
三宮を出発し、山陽網干駅に降り立つ。そこから軽くポタリングしてJR竜野駅付近へ。
ついに専務念願の唐揚げ弁当をゲットや。
容器からはみ出るほどデカい唐揚げ。これぞ男の弁当や。
揖保川の河川敷に腰を下ろし、いざ実食。
ひと口目からガツンと来る旨さ。衣のカリッと感、中から溢れる肉汁──間違いなく過去一や。
会長も専務も無言でむさぼり、一気に平らげた。腹が満たされ、自然と目がギラついてきよる。



廃線跡ポタリング開始
腹八分目になったところで、JR竜野駅からJR有年駅まで肩慣らし。
ここからが本番や。かつて有年駅から播州赤穂駅まで走っとった赤穂鉄道の廃線跡ポタリングを開始。
線路はもう無いが、各駅跡地や軌道跡が残っとる。昔を偲びながらゆっくり進む。
自転車のリズムに合わせて、鉄路の記憶が蘇るようやった。





赤穂駅前で明石亭開店
13km弱の廃線跡をたっぷり楽しみ、JR播州赤穂駅に到着。
途中、「主婦の店 赤穂店」でしっかり仕入れも済ませとる。
いよいよ「明石亭 播州赤穂駅前店」の開店や。
ビール缶をぶつける音が心に沁みる、至福の一杯で乾杯。
輪行で帰れるからこそ味わえる背徳の時間。これぞ極楽や。



〆はえきそば
帰路はJR姫路駅で山陽電車に乗り換え。
だが姫路駅に降り立った瞬間、どうしてもアレが食いたくなる。そう、「えきそば」や。
和風だしに中華麺、上には天ぷら。
一見ミスマッチに見えるが、これが不思議とクセになる。特に天ぷらが全体をまとめ上げとる。
聞けば万博の「えきそば」は神戸牛が乗って3,850円らしい。完全に観光客狙いや。
ワシらは昔ながらのそばで十分。ズズッとすすって遠征終了。



──唐揚げで始まり、鉄路を辿り、えきそばで締める。
なかなかに充実した極道ポタリングであった。
▼【店舗情報】
ほかほか弁当(井河原フーズ)
〒671-1631 兵庫県たつの市揖保川町山津屋141−11
▼【店舗情報】
主婦の店 赤穂店
〒678-0233 兵庫県赤穂市加里屋中洲3丁目57−3
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