灘五郷のやっちょす– Author –
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オフ会
夜勤明け新今宮放浪録──専務、朝焼けと大人のバナナジュース
夜勤明けの身体に朝日が突き刺さる。普通なら家路につくところだが、この男――兵庫県サイクル&ドリンク愛好会の専務は違った。無意識のうちに足は新今宮へ向かい、通天閣が下町を睨む界隈へ吸い寄せられていく。眠気より先に喉が鳴る。今朝もまた、盃の修... -
オフ会
長老衆と磯の盃──お初天神浜焼き回遊
年が明けてから何度目の新年会か、もはや指の本数では足らん。そんな折、組の長老方から声がかかり、相談役はお初天神へと呼び出された。向かった先は「浜焼き酒場 磯の香り」。潮の匂いと酒の気配が漂う戦場で、若輩者が遅れて乗り込むのはなかなか骨が折... -
遠征
走る盃、止まらぬ酔い──大阪モノレール日本酒仁義録
酒の匂いを嗅ぎ分ける嗅覚だけは衰え知らずの相談役。昨年暮れ、とある情報筋から「走るモノレールで日本酒を呑る会」があると聞きつけた。そんな話、放っておけるわけがない。年が明け、気がつけば当日。向かった先は万博記念公園駅。テーマは鳥取、駅は... -
ポタリング
相談役不在でも仁義は通す 新春盃事2026
新年の幕開けに欠かせん儀式、それが兵庫県サイクル&ドリンク愛好会の新春盃事や。本来は全員揃って盃を交わすのが仁義やが、今年はまさかの相談役欠席。筋は外れたが、段取りを止めるほどヤワやない。会長と専務、二人だけでも杯は回る。静かに、しか... -
オフ会
禁酒宣言破りの愚行
年末に「来年こそ酒を控える」と高らかに宣言した相談役。その舌の根も乾かぬうちに、仕事終わりでフラリと寄り道してしまうのがこの男の業や。無理な目標ほど破られる運命にある。向かった先は新大阪駅構内。出張帰りのサラリーマンと酒の匂いが交差する... -
明石亭
始動の港湾、初陣の一杯
新年が明け、専務が先に動いたと聞けば、黙っていられんのがこの男。兵庫県サイクル&ドリンク愛好会・会長、ついに2026年ポタリングの事始めや。寒風が吹きすさぶ一月、ミニベロにまたがり、盃の行き先を定めて動き出す。走る理由は一つ、走った先にある... -
商品レビュー
車検見積の暴圧
そろそろ来るとは思っていたが、来てみて驚いた。姉御の送迎を担う相棒が、とうとう車検の時期を迎えたのだ。軽い気持ちでSUBARUのディーラーへ顔を出したのが運の尽き。提示された見積書を見た瞬間、背中に冷たいもんが走る。これは点検やない、度胸試し... -
ポタリング
凍てつく初陣
新しい年が明け、街は正月気分に包まれる中、走る者は静かに走り出す。2026年の走り初め、その初陣を切ったのは兵庫県サイクル&ドリンク愛好会の専務だった。凍てつく寒さも何のその。ミニベロに跨り、短くとも筋を通す一走を決める──それが大人の流儀と... -
オフ会
待ち二時間の報い──ひつまぶしの代償
姐御が名古屋で集会に出ると聞けば、相談役として動かんわけにはいかん。若い衆を連れてハンドルを握り、一路名古屋へ。仕事は仕事、だが腹は減る。集会が終わるまでの空き時間、どうせなら名古屋の旨いモンを根こそぎ味わうと決めた。これは、盃は控えめ... -
オフ会
沈黙の胃袋
年に一度の人間ドック。この歳になると、検査結果を聞く瞬間は誰でもカタギ顔になる。今日はうちの専務がその日を迎えた。愛好会も年季の入った顔ぶれが増え、無事終了と聞くだけで胸を撫で下ろす。結果に問題なし。なら話は早い。今日は飲む日や。祝杯を...
