兵庫県サイクル&ドリンク愛好会。
しまなみ海道出発まで残りわずか。
積載問題も解決し、輪行準備も進み、あとは本番を待つだけ――
のはずだった。
しかし相談役には、ずっと気になっていた案件があった。
それがシュワルベの「クリックバルブ」である。
仏式バルブとの長年の抗争
相談役は昔から思っていた。
仏式バルブ。
あの先端の細い棒。
あれをクルクル回してから空気入れを差し込む作業がどうも苦手である。
外れた。
刺さらない。
空気が入らない。
毎回折れないか微妙な緊張感がある。
そんな中、以前から気になっていたのがシュワルベのクリックバルブ。
差し込むだけ。
カチッ。
以上。
なんとも魅力的である。
気が付けばAmazonでポチっていた。
相談役にとってAmazonはもはや自転車部品の密売所である。

まさかの対応チューブ問題
しかし世の中そう簡単にはいかない。
届いたクリックバルブを見ながら、
「ほな交換したろか」
と愛車Tern Verge D9を確認。
すると問題発覚。
純正チューブのバルブが外れない。
予備で持っていたパナレーサーのチューブも確認。
こちらも外れない。
完全に想定外である。
クリックバルブ作戦、開始10分で暗礁に乗り上げた。
仕方なく対応するシュワルベのチューブを追加発注。
しまなみ海道前は本当にAmazonの配達員さんに頭が上がらない。
Amazon軍団、再び到着
翌日。
恐ろしいスピードでシュワルベのチューブが到着。
さすがである。
今回購入したのは20インチ(451ホイール)用のSV7S。 ※Tern D9、P10などは、451ホイールなので要注意(N8は、406ホイール)

これでようやくクリックバルブ化計画を進められる。
クリックバルブの中身を確認
箱を開けてみる。
中には
・クリックバルブ本体×2
・キャップ×2
・専用工具
・空気入れ用アダプター
が入っている。

見た目はシンプルだが、これがなかなか面白い。
まずシュワルベチューブに付いている標準バルブを外す。
付属工具の穴が開いた側を使う。

そしてクリックバルブを装着する際は、クワガタの角のような形をした部分を使う。
ここだけ少し悩んだ。
説明書を見ても一瞬わからない。
しかし仕組みが理解できれば作業自体は非常に簡単だった。


前輪作戦開始
まずは前輪から。
Verge D9はクイックレバー仕様。
レバーを開くだけで簡単にホイールが外れる。


空気を完全に抜き、タイヤレバーでビードを外していく。
前輪は驚くほど素直だった。
スルスルと外れていく。
取り出した純正チューブを見ると、メーカーはCST。
台湾メーカーで評判も悪くないらしい。

せっかくなので並べて比較。
新しいシュワルベチューブは安心感がある。

クリックバルブ、初体験
チューブをタイヤへ収めたあと、いよいよクリックバルブの出番。
専用アダプターを空気入れに取り付ける。
そして――
カチッ。
それだけ。
本当にそれだけ。

あまりにも簡単で少し笑ってしまった。
今までの仏式バルブとの格闘は何だったのだろう。
相談役、完全に文明の進歩を感じる。
前輪完成
前輪はビードも簡単に収まり、問題なく装着完了。
ホイールを車体へ戻し、空気を充填。
仕上がりも良好である。
しまなみ海道前の戦力強化としては上々だ。

最大の難関、後輪へ
そして後輪。
相談役にとって初挑戦である。
クイックレバーを解除し、チェーンをうまくかわしながら取り外してみる。
やってみると意外と簡単だった。
しかし問題はここから。
タイヤが全然外れない。
固い。
とにかく固い。
前輪とは別物である。
重心のかかり方の違いなのか。
リアタイヤの宿命なのか。
相談役、しばらく路上でタイヤと格闘することになった。

ようやくビードを外し、シュワルベチューブを組み込む。
しかし今度はビードを戻す作業で再び苦戦。
最後の数センチが入らない。
指が痛い。
汗も出る。
それでも何とか装着完了。
達成感だけは一人前である。


試走してみた結果
交換後、近所を軽く試走。
すると――
何となく転がりが軽い。
気のせいかもしれない。
新品チューブ効果かもしれない。
プラシーボかもしれない。
だが相談役には軽く感じた。
それで十分である。
しかし別の問題も発生。
人生初の後輪脱着を行った影響なのか、変速調整が微妙に狂ってしまった。
ギアが一部入りにくい。
しまなみ海道本番までに少し調整が必要そうだ。

そして新たな問題発覚
全て終わって満足していたその時。
ふと気付く。
携帯ポンプは大丈夫なのか?
確認してみる。
そして固まる。
持っていたPanaracerの携帯ポンプは米式/仏式対応。
クリックバルブ用アダプターが装着できない。
完全に盲点である。結構いい値段したのだが。。。
相談役、即Amazonへ。
またポチる。
しまなみ海道前に何回Amazonを使うのか分からなくなってきた。
携帯ポンプでのクリックバルブの使用感は後日報告する。
さらに気付いてしまった
そして最後にもう一つ。
「そういえば予備チューブ、クリックバルブ対応してないな…」
しまなみ海道。
ロングライド。
輪行あり。
宿泊あり。
パンクリスクあり。
考えれば考えるほど不安になる。
気付けばAmazonの商品ページを見ていた。
恐らく近日中にもう一本届くはずである。
本日の戦果
- シュワルベクリックバルブ導入完了
- シュワルベSV7Sチューブへ交換
- 前後輪のチューブ交換成功
- 初めて後輪脱着を経験
- 空気入れ作業が劇的に楽になった
- シフト調整案件発生
- 携帯ポンプ問題発覚
- 予備チューブ追加購入の予感
しまなみ海道出発まであと少し。
相談役の準備は着々と進んでいる。
ただしAmazonの利用履歴だけは、もはや遠征準備というよりも補給部隊の兵站記録になりつつあるのであった。🚲📦🍺



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