南海フェリーで輪行!徳島廃線跡ポタリング

目次

「フェリー輪行」って、実はめちゃくちゃ快適なんです

「フェリーにミニベロを乗せて、旅行に行きたいけど別料金がかかるのでは……」

そんな悩みを抱えている方もいるのではないだろうか。フェリーを使った輪行は自転車を輪行袋に収納してしまえば、あとは手荷物として乗船するだけ(一部サイズによっては、例外のフェリーもあり)。ゆったりとしたシートでくつろぎながら、目的地まで運んでもらえる。

今回は、南海フェリーの「好きっぷ」を利用してDAHON K3を持ち徳島へ渡り、小松島線の廃線跡サイクリングロードをポタリングした1泊2日の旅をレポートする。輪行旅の参考にしてほしい。

この記事でわかること

  • 好きっぷ(南海電車+フェリーのセット乗車券)を使った輪行の流れとポイント
  • 小松島港線廃線跡サイクリングロードのコース・見どころ・難易度
  • 徳島1泊旅行に使える宿・グルメ情報

ルート概要

1日目:大阪(難波)→南海電車・加太線→何階和歌山港線→和歌山港→南海フェリー→徳島港→旅館ニュー丸新(宿泊)

2日目:旅館→JR中田駅(自走)→小松島港線廃線跡サイクリングロード→小松島港→JR南小松島駅→徳島駅→帰阪

好きっぷで南海フェリーに乗る

好きっぷ」とは、南海電車(難波〜和歌山港)と南海フェリー(和歌山港〜徳島港)がセットになったお得な乗車券だ。通常それぞれ別々に買うより割安で、輪行旅のコスパを大きく高めてくれる。

難波から南海本線に乗り、途中で加太線へ乗り換えると和歌山港駅に到着する。加太線では「めでたいでんしゃ」という真っ赤な観光列車が走っており、車内には鯛や招き猫のデザインが施されていて旅のテンションが上がる。

加太線「めでたいでんしゃ」
なんともめでたい

和歌山港に着いたら南海フェリー「かつらぎ」へ乗船。DAHON K3は輪行袋に収納し、手荷物として船内へ。
乗船時間は約2時間だ。

フェリーかつらぎ

**フェリー客室にはゆったりとしたリクライニングシートが並んでおり、2時間があっという間に感じられる。**デッキに出ると紀伊水道の海風を受けながら、徳島の山並みが徐々に迫ってくる景色が楽しめた。電車輪行にはない「移動の旅感」が最高だ。

客室のゆったりシート
徳島港が見えてきた
無事、徳島に到着

徳島港到着・旅館ニュー丸新へ

徳島港に着いたら輪行袋から自転車を組み立て、宿へ向かう。今回の宿は「旅館ニュー丸新」。徳島市内の川沿いに位置する昔ながらの和式旅館だ。

夕食は川を望む食堂で、新鮮な刺身の盛り合わせ、天ぷら、地元の惣菜など豪華な和定食が並んだ。
窓から流れる徳島の川を眺めながら食べる夕食は、旅の疲れを一気に癒してくれる。
夕食後は缶ビール片手に和室でのんびり——これぞ輪行旅の醍醐味だろう。

窓の向こうには新町川が流れる
刺身の舟盛りがなんとも贅沢だ

翌朝は色とりどりのおかずが並ぶ和定食でしっかり栄養補給。ポタリングに向けて体を整えた。

朝もボリューム満点!

小松島線廃線跡サイクリングロードをポタリング

いよいよ今旅のメインイベント。

旅館からJR牟岐線の中田駅まで自走。目指すのは小松島線の廃線跡を整備したサイクリングロードだ。

小松島線は国鉄時代に徳島と小松島港を結んだ路線で、国鉄の鉄道路線として最も営業キロが短い路線(中田 駅- 小松島駅のわずか1駅区間の路線1.9km)1985年に廃線となった。
現在はその跡地の一部が遊歩道・サイクリングロードとして整備されており、のんびりペダルを漕ぐポタリングにちょうどよい

① 桜並木のサイクリングロード

廃線跡の道沿いには桜の木もあり、4月初旬には満開の桜のトンネルの下をDAHON K3で走ることができた。青空と白ピンクの桜のコントラストが美しく、何度かミニベロを降りて写真を撮った。

② SL・客車の静態保存展示

サイクリングロード沿いには、廃線時代の蒸気機関車(C12形)と青い客車が静態保存されているスポットがある。小さなDAHON K3と並べると時代のギャップが面白い1枚になった。歴史好きにも鉄道好きにもたまらないポイントだ。

③ 小松島港エリア・廃線跡のレール

廃線跡を辿っていくと、かつて四国と本州を結んだ小松島港エリアに出る。港には海上保安庁の巡視艇が停泊しており、廃線のレールが一部残存している様子も見られる。ヤシの木も点在し、徳島ならではの解放感のある風景が広がっていた。

コース情報まとめ

項目詳細
スタート地点JR中田駅(牟岐線)
ゴール地点小松島港駅跡〜JR南小松島駅
距離約2〜3km(片道)
難易度★☆☆(ほぼ平坦・初心者向け)
見どころ桜並木、SL静態保存、小松島港の廃線跡レール、ヤシの木
最適シーズン3月下旬〜4月上旬(桜の時期)

コース距離は往復でも4,5km前後と短め。高低差もほとんどなく、14インチの折りたたみミニベロでも無理なく走れる難易度だ。

帰り:アンパンマン列車で帰途に

ポタリング後はJR南小松島駅から輪行袋に収納して徳島駅へ移動。

徳島駅ではなんと水色のアンパンマン列車が待っていた。天井にはアンパンマンのキャラクターが描かれており、大人でも思わず笑顔になる。

車内では、竹ちくわ発祥の地小松島市の「竹ちっか」とビールで乾杯し、充実した旅を締めくくった。

持っていくとよいグッズ3選

DAHON K3(DAHON)

  • 価格帯:90,000〜100,000円前後
  • 重量:約7.6kg
  • こんな人におすすめ:フェリー・電車どちらの輪行にも対応したい人
  • ひとことコメント:3段変速で坂道もある程度こなせる。折りたたみサイズが非常にコンパクトで輪行袋への収納が楽だ。廃線跡のような平坦な道では軽快に走れる。デメリットは長距離ライドには向かない点。

折りたたみ自転車用輪行袋(DAHON SLIP BAGなど)

  • 価格帯:5,000〜8,000円前後
  • 重量:約400g
  • こんな人におすすめ:フェリーや電車を使った輪行旅をしたい人
  • ひとことコメント:DAHON K3のような折りたたみ自転車には「折りたたみ自転車専用」の輪行袋が収まりやすい。コンパクトにまとまり、フェリーの荷物置き場でも場所を取らない。デメリットは強度の高いモデルはやや重い点。

サドルバッグ(ミニベロ対応)

  • 価格帯:3,000〜6,000円前後
  • 重量:約100〜150g
  • こんな人におすすめ:1泊旅行の荷物を自転車に積んで走りたい人
  • ひとことコメント:財布・スマホ・補給食などをまとめて携帯できる。DAHON K3は荷台がないため、サドルバッグかフロントバッグが荷物収納の定番だ。デメリットはロードバイク向けのものはミニベロに取り付けにくい場合がある点。

私自身も感じた「フェリー輪行」の魅力

私自身もフェリーのさんふらわあで大分まで輪行した経験したことがあるが、電車輪行と比べてフェリーは「乗せてしまえば移動中は完全に自由」なのが最大のメリットだと感じる。混雑した電車の中で大きな輪行袋を気にしながら立ちっぱなし……という心配が不要で、ゆったりした客室でくつろぎながら移動できる。

また、好きっぷのようなセット乗車券を活用すれば費用も抑えられる。四国・徳島への玄関口として、南海フェリーは輪行旅に非常に使いやすいルートだ。初めて輪行に挑戦したいという方にも、フェリー輪行はぜひ試してほしい選択肢である。

まとめ

  • 好きっぷ(南海電車+フェリーのセット券)を使えば、大阪から徳島まで自転車を持ってお得・快適に渡れる
  • 小松島港線の廃線跡サイクリングロードは桜の季節が特におすすめ。距離も短くミニベロ向きの平坦コース
  • 旅館ニュー丸新の夕食は刺身・天ぷらなど豪華な和食でコスパ抜群

DAHON K3や輪行袋の購入を検討中の方は、下のリンクから詳細をチェックしてほしい。

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この記事を書いた人

とある関西の酒どころ灘五郷に暮らす、40代の自転車好き。ロードバイクには少し敷居の高さを感じていたところ、ミニベロの手軽さと奥深さに魅了され、気づけばどっぷりハマっている。
愛車はTern Verge D9。週末はミニベロで近所をぶらぶらしたり、輪行で少し遠くへ出かけたりしながら、気になるグッズや立ち寄りスポットを試している。
「兵庫県サイクル&D愛好会」のメンバーとして、仲間とのポタリングも定期的に楽しんでいる。

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