若い衆の新車に手を出した以上、最後まで面倒を見るのが相談役の仁義。先日仕入れたHARRY QUINNも、まだ素っ裸同然。そう、肝心の“鍵”が付いとらん。盗られてから泣くほど間抜けな話はない。若い衆に重たいチェーンを持たせるわけにもいかんし、ここは頭をひねるところや。静かに始まったのは、防犯を巡るもう一つの修羅場であった。
鍵なしミニベロは丸腰同然
購入したHARRY QUINNを眺めて、真っ先に気付いたのが鍵の不在。これでは街に放り出した瞬間から獲物や。若い衆にゴツいチェーンを担がせるのも酷な話やし、車体に取り付けられるタイプを探すことにした。
しかし問題はリアキャリー。よくある固定式のリングロックは取り付け不可。さて……ここで相談役の知恵袋がうなる。

選ばれしはサドル装着型
悩んだ末に選んだのが、シートポストに取り付けられるワイヤーロック。Amazonで見つけた「Celadel」なるブランドや。たぶん中華系の個人商店やろが、見た目も作りも案外しっかりしとる。
太さ調整用のスペーサーも2種類付属。これなら若い衆の愛車にも無理なく収まりそうや。


暗証番号という名の落とし穴
四桁ダイヤル式で番号は自由設定。説明書どおり「0000」に合わせてツマミを90度回転……そこから好きな番号に変更して戻せば完了、のはずや。
――ところがや。
好きな番号に「0」が使えん。これに気付かず30分ほど格闘。完全に一人修羅場である。




取り付けは一瞬、男は真剣
ホルダーをシートポストに当てて、ネジ一本で固定。拍子抜けするほど簡単や。
そこにワイヤー本体をスライドさせて、カチッと装着。見た目も悪くないし、邪魔にもならん。これなら若い衆も扱いやすいやろ。


文句を言われる前に仕上げる
ダイヤルを合わせてワイヤーを外し、タイヤにぐるりと通してロック完了。使い方もシンプルや。
……まぁ、これでも「もっと簡単やヤツがええ」とか言われそうやが、その時はその時。まずは守るのが先決や。

おわりに
若い衆の一台を守るのも、相談役の裏方稼業のひとつ。鍵ひとつ付けるにも、意外と頭と時間は使うもんや。だが盗られてからでは遅い。これで当分は安心して走れるやろ。まぁ電動自転車や高級ロードバイクとちゃうし、盗むヤツもおらんやろうと思うが。次はカゴか、ペダルか……まだまだ世話焼きの日々は続きそうや。若い衆よ、黙って走れ。その裏で、誰が段取りしとるか――忘れんことや。



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