兵庫県サイクル&D愛好会のよしべえさんがついに動いた。向かった先はしまなみ海道、瀬戸内の絶景ロードだ。瀬戸内の絶景ロードや。
大阪南港から夜の船で四国へ
大阪南港からオレンジフェリーで輪行出発。夜の海を渡り、四国・東予港に到着した。今回はしっかり個室を確保済みだ。


船内の大浴場で一風呂浴びた後、オレンジフェリー名物の鯛めしで夕食を済ませ、明日に備えて早めに就寝した。

東予港→予讃線→波止浜駅 “静かなる移動”
東予港に朝6時に着岸。送迎バスで壬生川(にゅうがわ)駅まで移動し、JR予讃線で波止浜駅へ。サンライズ糸山を経由して、いよいよしまなみ海道に足を踏み入れた。

スタート地点に立ったよしべえさんがひとこと。「ここからはもう……戻れんで。」

第一の難関:来島海峡大橋(今治→大島)
最初に立ちはだかるのは来島海峡大橋。1.8kmの登坂、標高78m。ミニベロにとってはなかなかハードな登りだ。橋の途中から見下ろす海峡は穏やかで美しいが、渡りきるまでは気が抜けない。大島へ突入。「大島石」で有名な島だ。


伯方島:塩の島で休憩一服
伯方・大島大橋を渡って伯方島へ。「は・か・たの塩!」でおなじみの島だ。よしべえさんは迷わず伯方の塩ソフトでクールダウン。「塩ソフトでも食わなやっとれんわ」とつぶやきながら、のんびりひと息ついた。
大三島:登坂1.5km、地味に効く
大三島橋を渡って大三島へ。1.5kmの登りは数字こそ小さいが、これが地味にきつい。神社の島・大三島をさっと通過して先へ進む。

多々羅大橋:いよいよ県境突破
多々羅大橋を渡って生口島(広島県)へ。ここでついに愛媛から広島へ越境だ。橋の登りは1.5km、高さ48m。走りながら眺める瀬戸内の多島美は、疲れを忘れさせてくれる絶景だ。
生口島:レモンの香りをかぎながら疾走
生口島はレモンの産地として知られる島だ。よしべえさんに寄り道の文字はない。生口橋を渡って次の島へと向かった。
因島:はっさく大福をスルーする悲しみ
因島へ渡る前、登坂0.9km・高さ35m。有名な「はっさく屋」があるが、立ち寄る余裕はない。よしべえさんがひとこと。「今止まったら、二度と走れん気がする。」渋い判断だ。
因島大橋:最後の難関、向島へ突入
因島大橋を渡り、向島へ。登坂0.8km・高さ58mは本日最大の山場だ。ミニベロで一歩一歩ペダルを踏みながら、よしべえさんの脚が本領を発揮した。
渡船でついに本州・尾道へ
向島から渡船で尾道駅前に上陸。瀬戸内の島々を渡り続けた旅がついに本州へとつながった。港町・尾道の風が汗ばんだシャツを優しくなでる。
走り切った達成感とともに、よしべえさんはしばし尾道の風景を眺めた。70kmを走り切った脚の疲れと、それを上回る充実感。これがしまなみ海道ポタリングの醍醐味だ。

三原へ移動、達成感とともに夜を過ごす
尾道から輪行で三原へ移動。ホテルのベッドに横たわりながら、よしべえさんは静かに今日の走りを振り返った。「また一つ、いい旅ができたな……。」
翌日、ローカル線で神戸帰還
翌朝、ローカル線に揺られて帰路へ。しかしまだ走り足りないよしべえさんは、竜野から姫路まで自走するというおまけ付きだ。竜野駅付近では名物の井河原フーズの唐揚げ弁当も堪能した。さすがだ。


神戸に戻り、愛車を丁寧に拭きながらよしべえさんは静かに呟いた。「瀬戸内の橋は全部、オレの下にある。」
まとめ|しまなみ海道、ミニベロで走る価値は十分にある
全長約70kmのしまなみ海道をミニベロで完全走破したよしべえさんの旅をまとめる。
| 区間 | 橋 | 登坂距離 | 高さ |
|---|---|---|---|
| 今治→大島 | 来島海峡大橋 | 1.8km | 78m |
| 大島→伯方島 | 伯方・大島大橋 | 短め | 低め |
| 伯方島→大三島 | 大三島橋 | 1.5km | 4.1m |
| 大三島→生口島 | 多々羅大橋 | 1.5km | 48m |
| 生口島→因島 | 生口橋 | 短め | 低め |
| 因島→向島 | 因島大橋 | 0.9km | 35m |
| 向島→尾道 | 渡船 | ─ | ─ |
ミニベロでもしまなみ海道は十分に走れる。橋の登りはそれなりにきついが、渡りきるたびに変わる景色と達成感が背中を押してくれる。一度は走ってみる価値が十分にあるルートだ。



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