盃暴走モノレール──島根酒と修羅の二時間航路

日本酒列車_島根

2026年2月21日――相談役、再び禁断の鉄路へ。
先月の大阪モノレール日本酒列車「鳥取かーにばる号」で痛飲したにもかかわらず、懲りずに今月は「ご縁の国しまね」へ参戦。酒と線路が交わる場所に理性は置いてくる。それが兵庫県サイクル&ドリンク愛好会の流儀や。

今回も完売の様子
目次

懲りぬ男、再び万博へ

先月は鳥取。たらふく飲み、記憶も飛ばし、学びも飛ばした相談役。だがこの列車、毎月テーマが変わるらしい。今月は島根。正直、日本酒のイメージは薄い。だが予約は完了。
前回の反省を胸に、万博記念公園駅へ。鳥取ほどの熱気はない。静かな幕開け――嵐の前触れや。

駅構内の前哨戦

構内には出店が並び、地酒販売に赤てん、なぜか鳥取名産しじみまで。
ステージでは石見神楽の公演もあるが、有料の上に幕で完全遮断。中は見えん。見せぬ神楽、煽る演出。すでに財布と好奇心が試される構図や。

どっちも食べてみたかったが
今回日本酒の購入はパス
しじみ買いたかったが、持ち帰るのが微妙で断念
石見神楽はおあずけ

貸切表示の甘美

受付を済ませ、名札を首から下げて再入場。従業員通路を抜ける優越感。
電光掲示板には「団体・貸切」。この文字列だけで血が騒ぐ。
だが冷静に見渡せば、全車両のんべえ。これは宴か、修羅場か。走る居酒屋が今、動き出す。

この札をぶら下げたら戦闘開始
変な優越感
団体・貸切の文字に心が躍る

小さき弁当、大きな誤算

着席と同時に並ぶ弁当とカップ。
一口目は「隠岐誉」。乾杯の準備は整った。
だが弁当、まさかの極小のり弁。アテ不足確定。前回の量を恐れて持ち込み無しにした判断は、完全に裏目やった。

いい景色だということは間違いない
あれ、弁当が小さい・・・
味はうまかったが、もうちょっとアテが欲しいところ

隠岐誉、波乱の幕開け

正直に言おう。
一口目で違和感。アルコール臭。裏面を見ると醸造アルコールの文字。醸造アルコール自体悪いわけではないが他の材料が負けているのか。
こりゃあかん。灘五郷の修羅場をくぐった舌を甘く見てもらっては困る。島根、初手でつまずく。

味に違和感。美味しくない。

出雲富士、束の間の希望

二本目「出雲富士」。ようやく酒の顔をした味。
万博公園駅を出て門真駅で9分停車。トイレか、折り返し線見学か。男は後者を選ぶ。
酒と鉄道、どちらも捨て難い欲望や。

一安心の出雲富士
普段見られない、折り返し線からの風景

理八、奇跡の一閃

三、四本目は再びアルコール臭。
「島根、終わったか…」と思った矢先、五本目「理八」が流れを変える。
現代的なアレンジと日本酒本来の旨み。女性ウケも狙えそうなバランス。
だが六、七、八本目は再び荒野。安定せぬ航海や。

ラベルもおしゃれで、味もいい。
確かにフルーティ感も感じられた

八本空ける地獄絵図

当たりは二種のみ。
だが気づけば車内は大宴会。
1テーブル8人で四合瓶8本。
酔わぬ方が異常や。
大阪の景色を横目に一時停止するモノレール。
走る酒場――いや、走る狂宴。

今回は昼間の風景
なんだかイマイチが続く
赤の瓶は珍しい

ジャンケンと転落

最後は恒例ジャンケン大会。
相談役、安定の一回戦負け。
大阪空港駅で20分停車後、折り返して万博公園駅へ。
駅は千鳥足の戦場。壁に激突、抱擁するおっさん、笑い声。
名札で最寄り駅まで帰れる救済措置だけが、最後の良心や。

おわりに

結論。
当たりは少なかったが、恐ろしくも楽しい二時間やった。酒の当たり外れもまた賭け。
走る宴席に身を投じる覚悟がある者だけが味わえる世界。
来月もあるらしい。
さて、次はどこの県が、相談役の肝臓に挑んでくるんやろな。

▼【イベント情報】
次回の日本酒列車
3/21】大阪モノレールの日本酒列車 すし県 とやま号

〒565-0826 大阪府吹田市千里万博公園1

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この記事を書いた人

とある関西の酒どころに暮らす、酒好きグータラ親父。

週末になると小さな自転車(ミニベロ)でふらりと走り出し、辿り着いた先の一杯を楽しむのが至福のひととき。
本ブログでは、そんな“走って飲んで”を実現している「兵庫県サイクル&ドリンク愛好会」のハードボイルド系の皆様の活動を、ゆるく綴っています。

⚠️活動されている皆様は、ごくごく普通の会社員です。

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