報告が少々遅れましたが、先月の活動報告をさせていただきます。
今回の旅も、なかなか“味のある”一発でした。
舞台は四国・讃岐の国──
夜の海を越えて、神戸から高松へ。
会長の相棒は、快速DAHONボードウォーク。専務の相棒は、走る弾丸Tern D9。専務と会長の二人で、輪行の殴り込みを決行してきました。
🛳️ 夜のジャンボフェリーで四国へ上陸
2025年5月某日深夜、
神戸港を午前1時発のジャンボフェリー「りつりん2」にて出発。
夜の海を静かに渡る、その船内には、緊張感とビールの泡が漂っていた。


▶ 使用フェリー:ジャンボフェリー公式サイト
🍶 会長お手製おつまみセットで“静かなる晩酌”
乗船してすぐ、会長が取り出したのは…
なんとお手製のおつまみセット。
唐揚げ、シウマイ、そしてウインナー。
それをテーブルに並べて、缶ビールで乾杯。



「旅のスタートは、静かに酒と向き合うことからや」
軽く宴会したあとは、フェリー名物ののびのび席で雑魚寝。
今回は“個室じゃない旅”──あえて庶民に紛れて寝るのも悪くない。
🌅 高松東港に到着──うどん県、上陸成功
朝5時、高松東港に到着。
街はまだ静かで、空が白み始めたところ。
相棒をサクッと組み立て、
目指すは四国の聖地、こんぴらさん(金刀比羅宮)。
🚴 琴平へ向けてポタリング──腹が減っては戦はできぬ
国道32号線をゆったり進む。
片道20km弱の行程を、朝の風とともに進む。
途中で立ち寄ったのが、
地元民にも人気の「こだわり麺や 綾南店」
セルフの讃岐うどん屋に入り、
注文したのはシンプルに「かけうどん」+「とり天」。




朝の五臓六腑に染みわたる、これが本場のうどんの力や。
二人ともサラッと平らげ、旅は再び走り出す。
🏯 金比羅街道を抜け、聖地・こんぴら表参道へ
金比羅街道に入ると、どこか昭和の香りがする街並みに変わる。
レトロな商店、古びた看板、石畳の路地。
時代がちょっと戻ったような気分になる。
そして到着──こんぴら表参道。
だがしかし、ここから785段の石段が待ち構えている。
相棒のK3を担いで登るのは、さすがに無謀や。D9なんで肩が引きちぎれてまう。







「ミニベロは道を走るもんや。石段を登るもんやない」



「そやな」
無理せず、潔くここで引き返すのが、“兵庫県サイクル&ドリンク愛好会流”。
🚃 琴電で高松市内へ戻る──レトロ電車で旅情倍増
帰りは、琴電琴平駅から片原町駅まで琴電に乗って輪行で移動。
味のある車両に揺られ、静かに戻る。
この“電車輪行”がまた、旅に深みを出してくれる。




🛳️ 帰路は「あおい」で神戸へ──旅の締めもフェリーで
高松港14時発のジャンボフェリー「あおい」に乗船。
今回は一番乗りでテーブル付きボックス席を確保。
これがあると、ほんまに便利や。




昼食には、船内で人気の「浮かぶタコ焼き」を注文。
讃岐うどんも売っていたが、朝の余韻が残っていたので今回はパス。




⚓ 神戸港に無事帰還──静かな充実の一日旅
夕方19時前、神戸港に無事到着。
夜中に出て、日帰りで四国を往復するという強行旅ではあったが、
ええ景色、ええメシ、ええ風に恵まれた、極上の一日やった。




📝 締めの一言──「旅は、酒と段差と笑いと共に」
今回も、流れに乗って輪行旅をやりきった。
うどんのコシに始まり、金比羅の石段に締められたこの旅。
疲れたけど、それがええ。
男はときに、自分を使い切る旅をせなあかん。
また近いうちに、どこかへ殴り込みに行く予定や。
そのときも、また報告させてもらうわ。
弾丸やったが、ええ旅やった──ほんまに。
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