禁酒宣言破りの愚行

新大阪ちろり

年末に「来年こそ酒を控える」と高らかに宣言した相談役。その舌の根も乾かぬうちに、仕事終わりでフラリと寄り道してしまうのがこの男の業や。無理な目標ほど破られる運命にある。向かった先は新大阪駅構内。出張帰りのサラリーマンと酒の匂いが交差する立ち飲み処「逢酒場ちろり」。今日もまた、誓いは泡と消える。

目次

第一章:誓いは儚く、暖簾は重い

年末の誓いなど、所詮はその場のノリ。会社を出た足は、気づけば新大阪駅構内へ向いていた。吸い寄せられるように暖簾をくぐったのは「逢酒場ちろり」。立ち飲みという響きがすでに危険やが、今日は軽く一杯のつもり──この時点で、もう負けは決まっとる。

新大阪駅構内にある逢酒場ちろり

第二章:ちょい呑みセットという名の罠

まずは、ちょい呑みセット(1250円)を注文。ドリンク2杯に本日の一品がつく、おあつらえ向きの構成や。当然、生ビールを選択。追加で串カツの紅しょうがと鶏むね肉も頼む。串カツは出汁で食べる流儀らしく、天だしが添えられてきた。グラスを見て一言──細い。これは油断すると、あっという間に空になるやつや。

串カツなのに天つゆで食べるらしい

第三章:大阪を揚げた一品

本日の一品は、お好み焼きを揚げた代物。さすが大阪、粉もんをさらに油で包むとは剛腕や。ソースがしっかりかかっていて、そのまま口に運ぶ。中身は間違いなくお好み焼き。ビールとの相性も上々で、この一品だけで一杯目が消えた。立ち飲みでこの消耗は、なかなかに危険。

ビールがすぐ無くなる

第四章:細グラスとの神経戦

頃合いを見て、串カツが到着。ここで二杯目の生ビールを追加するのは、もはや自然な流れ。紅しょうがの酸味と鶏むね肉の素朴さを、出汁が優しくまとめる。悪くない。だが、細身のグラスが油断を許さない。飲みのペース配分まで考えさせられるとは、さすが新大阪駅構内、「ますや」のようにはいかん。

ここは串カツ2本で我慢

第五章:引き際もまた美学

店の空気を見渡せば、長居する場所やないと悟る。ここはサクッと切り上げるのが粋というもんや。「ちょい呑みセット」だけで終わらせるのが、いちばん賢かったのかもしれん。誓いは破ったが、深手は負わずに済んだ。

おわりに

酒を控えると誓い、即座に裏切る。その繰り返しが、相談役という男の生き様や。新大阪の立ち飲みは、忙しい日常に差し込む一瞬の逃げ場。短時間でも、ビール一杯で心が緩むなら、それで十分かもしれん。来年の目標? また年末に考えたらええ。今日のところは、この一献で手打ちや。

▼【店舗情報】
逢酒場ちろり
〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島5丁目16−1 エキマルシェ新大阪

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この記事を書いた人

とある関西の酒どころに暮らす、酒好きグータラ親父。

週末になると小さな自転車(ミニベロ)でふらりと走り出し、辿り着いた先の一杯を楽しむのが至福のひととき。
本ブログでは、そんな“走って飲んで”を実現している「兵庫県サイクル&ドリンク愛好会」のハードボイルド系の皆様の活動を、ゆるく綴っています。

⚠️活動されている皆様は、ごくごく普通の会社員です。

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