歓喜から一転…!!180円の誘惑、その先に待っていた苦渋の定食劇――大阪駅前ビル巡回録

仕事を昼で切り上げた相談役。向かった先は、いつもの”おじさん達のディズニーランド”こと大阪駅前ビル。昼飲み、立ち飲み、定食、居酒屋……胃袋を刺激する店がひしめくこの地下街は、何度訪れても新しい出会いがある。今日は軽く一杯やってから昼飯を決めるつもりだった。しかし、プレミアムモルツ180円という甘い誘いの先には、思わぬ結末が待っていた。

目次

昼で仕事を切り上げ、大阪駅前ビルへ単独巡回

大阪駅前ビル

この日の仕事は昼で店じまい。「今日は胃袋に筋を通しに行く日や。」そう決めた相談役は、迷うことなくJR大阪駅へ向かう。目的地は、大阪駅前第1ビルから第4ビルまで続く、酒好きには説明不要の名スポット・大阪駅前ビル地下街。昼間から暖簾を掲げる店が並び、立ち飲み文化と定食文化が共存するこの場所は、兵庫県サイクル&ドリンク愛好会でもたびたび巡回しているお気に入りの縄張りだ。

しかし、この日は朝から何も食べていなかったこともあり、まずは腹ごしらえが最優先。地下を歩きながら定食屋を探していると、第2ビル地下2階で目に飛び込んできたのが「プレモル180円」の文字。

相談役

「これは寄らん理由がない。」

その一文だけで足は止まり、暖簾をくぐる決心は固まった。今思えば、その瞬間が今日の流れを決めてしまったのかもしれん。

プレモル180円の誘惑。「勝男」で昼飲み開店

プレモル180円に心踊らされた

店内へ入ると、昼休み中のサラリーマンで賑わっている。仕事の合間に定食を食べる人もいれば、一人で昼飲みを楽しむ常連らしき姿もある。昼間からこれだけ人が入っているなら期待も自然と高まる。

接客は良くも悪くも気さくな居酒屋らしい雰囲気。必要以上の愛想はないが、注文はスムーズだ。

相談役が迷わず頼んだのは、もちろんプレミアムモルツ。そして酒のあてにもなりそうな「からあげ定食」。

「まずは一杯。」

冷えたビールを流し込む。

昼から飲む一杯というだけで、不思議なくらい美味い。

相談役

「今日は二杯、いや三杯いけるな。」

そんなことを考えながら、揚げたての唐揚げを待つ時間もまた楽しい。

ビールは確かに魅力的な価格だっただけに、この時点では完全に”当たりの日”になると信じていた。

違和感は白ご飯から始まった。期待が崩れた昼定食

しばらくすると、からあげ定食が運ばれてきた。

ところが、トレーを見た瞬間、相談役の箸が止まる。

最初に目へ入ったのは白ご飯だった。

「……あれ?」

見た目からして艶というより、水分が多く残ったような質感。嫌な予感が頭をよぎる。

試しに一口。

「やっぱりか。」

あの水の量を多く入れすぎて失敗したねちょねちょご飯や。さらに、一部には焦げた部分も混ざっとる。こんな白飯を店で金を払って食うとは・・・。

黒こげネチョネチョの白飯。店で提供するものではない

続いて主役の唐揚げ。

こちらも下味がほぼなく、鶏と衣という感じやった。卓上に塩などの調味料も見当たらず、自分好みに調整できなかったことも惜しく感じる。

もちろん料理の感じ方は人それぞれであり、この日だけの仕上がりだった可能性も十分ある。しかし、一人の客にとって、その一食が店の第一印象になることもまた事実である。

美味しいものには、多少高くてもその価値分のお金は払うのも惜しくはないが、この唐揚げ定食には今後1円たりとも払いたくはない。

一期一会だからこそ難しい。飲食店選びも巡航の醍醐味

何とかビールで流し込んた

結局、この日はビールを飲み終えると早めに店をあとにした。

本来ならプレモル180円を武器に、二杯、三杯と腰を据える予定だった。

しかし、これは今日は料理があかんかった。

飲食店との出会いは、自転車旅とよく似ている。

期待以上の店に巡り合う日もあれば、「今日は縁がなかったな」と思う日もある。

だからこそ、新しい店を巡回する面白さは尽きない。

大阪駅前ビルには、美味しい唐揚げを提供してくれる店も、魅力的な昼飲みスポットも数え切れないほど存在する。

今回の一食はハズレやったが、それもまた巡回記録の一つ。

相談役

「次は、もっとええ店を見つけたる。」

そう心に決め、再び地下街の雑踏へ姿を消した。

締め

大阪駅前ビルは、昼飲み好きやグルメ好きにとって何度訪れても飽きない魅力あふれるスポット。今回は期待して入った店が自分の好みとは少し違う結果になったが、それも食べ歩きの醍醐味。百聞は一食にしかず。大切なのは、自分自身の舌で確かめ、自分だけのお気に入りを見つけることや。兵庫県サイクル&ドリンク愛好会の巡回は、今日もまた新たな一軒との出会いを求めて続いていく。

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この記事を書いた人

ロードバイクには少し敷居の高さを感じていたところ、ミニベロの手軽さと奥深さに魅了され、気づけばどっぷりハマっている。
愛車はTern Verge D9。週末はミニベロで近所をぶらぶらしたり、輪行で少し遠くへ出かけたりしながら、気になるグッズや立ち寄りスポットを試している。
「兵庫県サイクル&D愛好会」のメンバーとして、仲間とのポタリングも定期的に楽しんでいる。

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