年に一度の人間ドック。
若頭は検査という名の試練をくぐり抜け、無事に娑婆へ帰還。あとは無料お食事券を使い、胃袋に飯をぶち込むだけである。
しかし、病院から指定された店を見て、若頭の足が一瞬止まった。


おしゃれ店で、おじさん同士の相席事件


若頭「……おしゃれすぎるやろ」
店内は洗練された空間。おしゃれな客に囲まれながら、若頭は静かに着席。
そして、まさかの展開が待っていた。
なんと、見知らぬおじさんとの相席である。
「よりによって、おじさん同士で相席かい!」
華やかな店内で向かい合う、見知らぬおじさん二人。会話もなく、ただ黙々とランチを食らう。
これは食事なのか、それとも新たな盃事なのか。若頭は余計な騒ぎを起こさず、静かに任務を完了した。


若頭、結局「ますや」へ逃亡


おしゃれ店での任務を終えた若頭。しかし、どうにも胃袋が納得していない。
「やっぱりワシの居場所は、こっちや……」
向かった先は、西宮の角打ち「ますや」。
ブーツジョッキで喉を潤し、カレールー、南蛮漬け、にんにく唐揚げを確保。さらに江井ヶ島ウイスキーの水割りまで投入する。


これだけ飲んで食べて、合計は1,410円。
おしゃれ店で相席という予想外の抗争を終えた若頭は、最後に自分の縄張りである角打ちへ帰還した。
やはり若頭に必要なのは、気取った空間ではない。
酒、アテ、そして財布に優しい会計。
今回も無事に胃袋へ筋を通し、若頭は街へと消えていった。
◼︎ブラッスリー モノクローム 天王寺
〒543-0055 大阪府大阪市天王寺区悲田院町10−39 Mio Tennoji 駐車場ビル
◼︎ますや商店
〒662-0928 兵庫県西宮市石在町5−7










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