土曜の早朝。まだ街が目を覚ましきらない時間に、ヤスの腹が動いた。以前から気になっていた「マル井パン」の焼きたての香り──小麦とバターの香りが脳裏をかすめた瞬間、決まった。「行こか、ミニベロで」と西宮えびす神社前からポタリング開始だ。


ポタリング開始──西宮から住吉、そして神戸三宮へ
今日の愛機はTern Verge D9だ。国道2号線を静かに流しながら住吉方面へ向かう。住吉に到着したが、朝の空気が気持ちよくてまだ走り足りない。
「せや、三宮まで流してから、帰りに買うたろ」
摩耶で2号線を離れて旧西国街道へ。古の街道を滑るように走り抜け、約14km──三宮に到着だ。


神戸・新港突堤からメリケンパークへ
三宮から南下して新港突堤へ向かった。最近できた「ジーライオン神戸」の施設があるエリアで、そこから望むメリケンパークは街全体が一望できる絶景スポットだ。


立ち寄ったメリケンパークでは偶然和太鼓の演舞に遭遇した。音が腹に響く迫力ある演奏で、思わず足を止めてしばし鑑賞した。



神戸臨港線の跡を辿りながら帰路へ
帰りはかつての神戸臨港線の跡を辿るルートだ。線路も枕木も今はないが、かつて港と街をつないだ鉄道の歴史的な風情がまだ残っている。
「消えても、残るもんがある。跡やなく、”記憶”や」
コンクリートの上をタイヤが静かに転がる。

到着、「マル井パン」──焼きたての香りに再会
日差しが強くなってきた頃、ついに目的地「マル井パン」へ到着。昔ながらの店構えは変わらず、甘く香ばしいパンの香りが出迎えてくれる。


一口食べると、小麦の旨味とバターの芳醇さが口の中でほどけてスッと体に染み渡る。「これはうまいパンや……!」思わずそうつぶやいた。
家族や仲間の分も含めて8個購入。
最近はパンもいい値段がする。マル井パンの価値は値段ではなく「記憶に残る味」で決まるのだ。

まとめ|焼きたてのパンは、焼きたてのうちに届けるのが一番
パンはまだ温かい。冷めたらもったいない。ヤスはミニベロのギアをひとつ上げ、パンの香りを背負って帰路についた。
🚲 本日のポタリングルート
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 起点 | 西宮えびす神社 |
| 中継地 | 三宮、新港突堤、メリケンパーク |
| 目的地 | マル井パン(神戸・住吉) |
| 走行距離 | 約30km(往復) |



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